王騎士手帳

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ホルンについて思うこと【2】ハイトーンを出したきゃ低音を吹けの真偽

  ここのところ低音パート、いわゆる下パートが回ってくることがどうも多いんです。アンサンブルでベースのパートなんかが回ってくると、常にヘ音記号でびっくりするくらい低い音がフォルテで出てきたりする。この前はF管1,3番で出すペダルのCが出てきて、こんな音フォルテで出るか〜!と思ったこともありました。

 

  オケも吹奏楽も気がつけば2番、4番が回ってくることが多く、チャイ6の低いゲシュトップとか、ベートーベンやブラームスの無茶な跳躍とか、苦しい割りに効果の薄い感じの(失礼)ことをここ半年〜1年くらい続けてました。

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↑こんなのとか。

 

  そんなこんなでほとんど上を吹いていなかったんですが、音出しの時に時々ふざけてグリッサンドでどこまで上がれるかな〜ってピュイ〜とやるようにしてたんです。この前までせいぜいハイGくらいまでだったのが最近ダブルハイCくらいまで上がるようになってきました。単発で当てようとするとなかなか難しいんですが、グリッサンドでなら苦しいながらも当たるようになってきました。

  低音をバリッと鳴らそうと思った時って、アンブシュアどうこうよりもとにかく単純にブレスの使い方に気を使わないといけないような気がして、ここしばらくずっとブレスに意識を置いて吹いてたのが良かったのかな。低音だとどうしても普通に吹くとモコモコとこもりやすいので、低音を吹くとしても喉を広く開けすぎず、むしろ舌の根元は狭め気味にして緩めない。そこに強い息を流す。この時口元が緩みきっていると振動を制御できないので、適度なハリを持たせる。あたりのことを考えてました。

ハイトーンを当てないとっていう意識が強いとどうしても自分でアパチュアを締めすぎて口が震えなくなったり変な力が入ったりでよくスカ〜みたいな息の音だけしかしないことになってたので、口を締めずに息を流すと言うことの大事さを(今まで散々言われてたけど)身をもって感じたのでした。

上の音を吹くときこそ、楽に楽に鼻先でピュイーと吹くくらいの気持ちが良いのかもしれないなと言うのがここ最近の持論です。当てるだけならそれで全然行けそう。でもパワフルな音をと言われるとまた頭を抱えてしまいそう。どうしたら良いのやら…高めの音を吹き続ける持久力と最大火力の低さが次の課題?いや永遠の課題?だれかバフかけてください…